2018-01-01から1ヶ月間の記事一覧

明日、ボクは死ぬ。キミは生き返る。

「おまえの寿命の半分で、彼女をたすけてやろうか」 笑いをこらえるようにそいつは言った。 だから俺は言ってやった。 「やってみろよ。くそ野郎」 俺は、訊いてみたかったんだ。 世界から消えるその瞬間。彼女に、この残酷な世界がどう見えていたのかを。 …

小谷野敦『友達がいないということ』

真面目な話、小谷野さんが取り上げているような定義の「もてない」や「友達がいない」という人は、育てられ方に問題があるのではないでしょうか?『もてない男』とは、すなわち母親に性的虐待に近いことをされて育った男性ではないのか?そして、それを自覚…

小谷野敦『もてない男』

人から聞いた話だが私は、いつも早く二次元美少女になりたいと言っているらしい。確かに、自分の中では一刻も早く二次元美少女になって、主人公と楽しい学園生活を送りたいと思っている。しかし、それを公言しているとは思わなかった。 エロゲの主人公という…

筒井康隆 薬菜飯店、法子と雲海

薬菜飯店 薬菜なのか厄災なのかよくわからないのですが、身体に良いとされるものは本当に良いのか良くわからないと思わずにはいられない内容でした。しかし、中国料理を食べに行っただけなのに中華娘に特殊サービスして貰えたのはラッキーだったというか青娘…

夫・車谷長吉

夫・車谷長吉 作者: 高橋順子 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2017/05/12 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (10件) を見る 詩人で車谷さんの奥さんである高橋順子さんがお書きになった本です。 車谷さんと高橋さんの馴れ初めから、車谷さんが急逝…

二次元愛と三次元愛が混然一体だった人達の本

宮台真司、二村ヒトシ『 どうすれば愛しあえるの 幸せな性愛のヒント』 という本を読みました。 宮台センセイは、私と同年代に生まれていれば確実にエロゲオタ(主に純愛系をプレイするが、ときどきフェチ系もプレイする)になっていただろうという感想を抱…

JKハルについての追記

lilium-martagon.hatenablog.com の追記です。 久しぶりにこういう気持ち悪い小説を読んで、昔の記憶が蘇ってきました。 こういうジャンルのものは、時々、苦手なものがあって、宮崎駿監督の千と千尋の神隠しなんかも宮崎駿の頭の具合を疑うほど、気持ち悪か…