ことばを持つ苦しみ

ロビン・ダンバー 「ことばの起源 猿の毛づくろい、人のゴシップ」 ことばの起源 -猿の毛づくろい、人のゴシップ- という本を読みました。 私は実際のところ、かなり無口です。 大人になって義務感で話すようにはなりましたが、話すって結構疲れます。分かり…

酩酊感

ここ数ヶ月、様々な本を読み漁った結果、ある事に気づきました。私にとって本を読むときに大事なのは、酩酊感のようです。不条理という事なのかもしれません。頭の隅から隅までビリヤードの玉がガンガンぶつかって脳内がぐちゃぐちゃになると、結果的にすっ…

小谷野敦『友達がいないということ』

真面目な話、小谷野さんが取り上げているような定義の「もてない」や「友達がいない」という人は、育てられ方に問題があるのではないでしょうか?『もてない男』とは、すなわち母親に性的虐待に近いことをされて育った男性ではないのか?そして、それを自覚…

小谷野敦『もてない男』

人から聞いた話だが私は、いつも早く二次元美少女になりたいと言っているらしい。確かに、自分の中では一刻も早く二次元美少女になって、主人公と楽しい学園生活を送りたいと思っている。しかし、それを公言しているとは思わなかった。 エロゲの主人公という…

「狂い」の構造 人はいかにして狂っていくのか?

「いき」の構造をパロった題名なのでしょうか。洒落ています。「面倒くさい」が「狂い」のはじまりだなんて、どきっとするじゃないですか。「面倒くさい」なんて私の行動原理の基本ですけども。夏休みの宿題をやらなくて先生に怒られるのは「面倒くさい」校…

今年はこれを読みます 2

一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)/早川書房¥929Amazon.co.jpこれは、PSYCHO-PASSの一期に出てくる槙島聖護さんが読んでいた本です。ウィキペディアを読んでいると、とてもおもしろそうなので読んでみることにしました。ウィキペディア先生によると、19…

今年はこれを読みます 1

文体の科学/新潮社¥2,052Amazon.co.jp私は、アニメや漫画に関心がある前に、文章というものに興味があります。というのは、ある種の文章を読むといつもとは、違った感覚に陥るからです。その感覚というのは、アニメや漫画といった絵的な視覚表現を伴う表現…

読書 ダメをみがく

ダメをみがく―“女子”の呪いを解く方法/紀伊國屋書店¥1,620Amazon.co.jpこれは、前回だったか紹介した深澤さんの別の記事。作家の津村記久子さんと対談されている記事“ダメ力”のみがき方http://wol.nikkeibp.co.jp/article/column/20120918/134743/?n_cid=nb…

次は何の本を読もうかなという話

私は、もう2年くらい次は何を読もうかな、という問題に悩まされています。そんなときに、先日、次のような記事に出会いました。深澤真紀のニッポン女児論http://wol.nikkeibp.co.jp/article/column/20110628/111343/この連載の一連の記事の中では、”自分の存…

虐待のその後

一度も愛してくれなかった母へ、一度も愛せなかった男たちへ/ブックマン社¥1,470Amazon.co.jp話題になってる本。虐待される側の視点。虐待する側の視点も知りたい。愛を与えられるとはどういうことか。何故、愛を与えられなかったのか。

作家の食卓

という本を、年末に買った。個人的には森茉莉のページが気に入った。この本のアマゾンのレビューに作家の美意識の集大成が文学作品であるのはまちがいがなくという一文があるが、文学が作者の美意識の集大成であるなら、マンガやアニメといったものに対する…

最近読んだ本

整理HACKS!―1分でスッキリする整理のコツと習慣/東洋経済新報社¥1,575Amazon.co.jp私が整理整頓フェチのせいか、だいたい実践済みのものばかりでした。自分がやってることの確認にはなりました。けれど、どうしてそれが必要かみたいな動機付けはあまり書か…

センチメンタルサーカス

センチメンタルサーカス/主婦と生活社¥980Amazon.co.jpキャラクター センチメンタルサーカスの絵本です。センチメンタルサーカスとは、リラックマを出しているところと同じ企業のキャラクターらしいです。シャッポといううさぎ型の団長を中心としたセンチメ…

最近買った本など

最近、次のような本を買いました。34歳無職さん 1 (MFコミックス フラッパーシリーズ)/メディアファクトリー ¥750 Amazon.co.jp 無職ではないですが、これなんて私の生活、状態です。それから、ダース・ヴェイダーとルーク(4才)/辰巳出版 ¥1,260 Amazon.co…

結局、自分のことしか考えない人たち サンディ ホチキス

という本を読みました。あれ?いつうちに取材に来たっけ?いやいや、本当にそんな内容でございます。端的に言うと行動原理が「そんなことするのめんどくせー」で出来てる人は要注意みたいな感じです。「めんどくせーけどいちおうやっとくか」って人の行動が…

ベンヤミン

今日は妄言が続きます。ベンヤミンというおっさんが昔いました。で、私はベンヤミンさんが何を言ったのか、立場、主張などはよく知らないのですが、ちくま学芸文庫の『ベンヤミン』という本(漫画?イラストがある)の中で、「ナポリは、公と私を混交させて…

ポートレイト

People in Vogue: A Century of Portrait Photography という本を買いました。なかなか綺麗で面白い。1920年代以来、雑誌Vogueに掲載されたポートレイトを集めたものです。綺麗な人というのはどんな時代においても、時代遅れになることも無く綺麗なんだなと…