思い上がり

以前、コミさんに対してコンビニの店員にしかなれないと揶揄した人間がいた記事を書いた。

コンビニの店員という職業を軽く見た発言をした人間の話だった。

しかし、職業というものはそういうものではないとコミさんは思っている。

どんな職業であれ、職業というのはその人が社会からはみ出さないようにするためのある種の救済装置であって、職業間に優劣は無いのである。

例えば、大学の先生などは給料も高く、知的で、社会的地位も高いと一般的にみなされるが、大学の先生というものにレジ打ちや掃除ができるかといったら必ずしもそうではなく(最近は何でもできる人がいるらしいが?)、やはりレジ打ちにはレジ打ちのプロがおり、掃除には掃除のプロがいるのである。

時々、大学の先生になるような人は何でもできると自他共に自惚れている人がいるがそうではない。

人の一生は限られており、大学の先生の見ることができる世界と、コンビニの店員が見ることができる世界は必ずしも一致しない。

それぞれが、それぞれに限りある時間を使って精一杯生きているのであって、どちらかがより良いという訳では無い。