音無さん

Angel Beats!の音無さんがダメ主人公らしいことを知り、観ていなかった事を少し後悔。


どんなダメなのだろう。


ダメにも色々あると思うのです。


鳴海さん、誠さん、葉ちゃん、士郎さん、奏介さん、関口先生、シンジ君、政重子爵、佐藤君…などなど


だいたいどんなダメでも自然主義文学や写実主義私小説主人公のダメには敵わないのですが、士郎さんに関しては何かタイプが新しくてイライラさせられっぱなしでした。


外向的駄目野郎、無配慮、浅薄


と、物書き(小説の主人公になりえる立場の人)が備えているであろう性格の間逆のスペックだったからだと思います。


逆に言うなら内向的駄目野郎はもう席が一杯なので、おいしいポジションを狙えないということです。


って、そんなポジション誰もいらんだろうな。


後は、蟹工船タイプのダメを目指した人を一人作れば、結構売れるかもしれません。


あのタイプは人によって評価が分かれると思うのでダメだと感じない人との間で論争になり、永遠の名作になるのかもしれません。


私が知らないだけで既に居るのかもしれませんが…。




終わって考えてみると、臨也さんはこれまでとは一味違った駄目人間でした。


そもそも主人公じゃないし。


こういうダメもあったのかーと勉強になりました。




私のダメ主人公追求の旅はまだまだ続きます。


え?旅だったの?孤独な旅だな。


おまえが長く深淵を覗くならば、深淵もまた等しくおまえを見返すのだ。