ベンヤミン
今日は妄言が続きます。
ベンヤミンというおっさんが昔いました。
で、私はベンヤミンさんが何を言ったのか、立場、主張などはよく知らないのですが、
ちくま学芸文庫の『ベンヤミン』という本(漫画?イラストがある)の中で、
「ナポリは、公と私を混交させている点で、空間的な多孔性を持つ。すなわち、我が家が道路に溢れだしているのである。同様にナポリは時間的に固定されていない。」
なんていうとんでもないことを言っています。一方、ベルリンは公と私が明確であり、境界があるのだと述べています。
何か面白くないですか?これを読んだ時、何でそんな発想になるんだろうと思いました。
ベンヤミンさんが言ってることってのは、つまり街によって境界があったり無かったりするってことですよ。
のび太君が日本誕生で「ここからぼくのとちーーーー」なんてやってますが、町全体がそうなってないってところもあるわけです。
ナポリで「ここからぼくのとちーーーーー」なんてやったら変人扱いされるかもってことです。
どこからどこまでが自分なのか分からないってことです。
ジャイアン「俺のものは俺のものお前のものも俺のもの」ってことなのかもしれないってことです。
そしてそれを体感できて言葉で説明できるベンヤミンさんは凄いなと思うわけです。
あれ?そんなに凄くない?私の発想力が乏しいだけ?