余計なお世話
余計なお世話。
コミさんの知り合いの知り合いくらいの男性に結婚したがっている人がいる。
しかし、結婚相手が見つからないらしい。
というのは、一途に同じ人を想い続けているからだ。
その人というのは、なかなか良いお家の御嬢さんらしく、結婚相手もそれなりの人ではないといけないとご本人も思っているのだろう。
もう、傍から見ていてこれは望み無しだなということは分かるので、はやく諦めればよかろうと思う。
けれども、諦められないのが人というものらしい。
しかし、そういう前途多難な…という設定以前にその男性、何故そんなに彼女のことを思っているのかよく分からない。
女性というのはなかなかやっかいなもので、クリスマスにケーキを食べさせてやったり、デパートで花柄のハンカチを買ってやったとしても喜ぶものでは無いのだ。
しかし、そういうエロゲのようなべたなことをして喜ぶだろうと彼は未だに勘違いしている。
阿呆め!とコミさんなんかは思うのだが、知り合いの知り合いなので直接話す機会に恵まれない。
早く自分が阿呆であることに気づけばよいなと思う。