今年はこれを読みます 2

一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)/早川書房
¥929
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これは、PSYCHO-PASSの一期に出てくる槙島聖護さんが読んでいた本です。
ウィキペディアを読んでいると、とてもおもしろそうなので読んでみることにしました。
ウィキペディア先生によると、

1998年にランダム・ハウス、モダン・ライブラリーが選んだ「英語で書かれた20世紀の小説ベスト100[1]」、2002年にノルウェー・ブック・クラブ発表の「史上最高の文学100」[2]に選出されるなど、欧米での評価は高く、思想・文学・音楽など様々な分野に今なお多大な影響を与え続けている。

ということで、欧米では根強い人気がある作品のようです。
しかし、人気というだけで読もうと思ったわけではありません。

主人公は、真理省の役人として日々歴史記録の改竄作業を行うことを仕事としているのですが、「ノートに自分の考えを書いて整理するという、禁止された行為」に手を染めることになるそうです。
ノートに自分の考えを書くのは禁止ってどんな世界ですか?
チラシの裏なら良いのですか?(いや、ちがう)

人間は、自分の考えを脳みその中だけでなく、外部記憶装置に出力することによって、脳内だけではかなわなかった思考が可能になるような気がします。
それを禁止しているということは、かなり人間の様々な活動が制限されている世界ということですよね?
そういう偏った世界で、人々はどういう風に生きていくんだろうか?ということが気になったので、この本を読んでみたいと思いました。

ちなみに、槙島さんは、「紙の本を読みなよ」といっていましたが、私はこの本を電子書籍で手に入れました。ごめんなさい。