読書 ダメをみがく

ダメをみがく―“女子”の呪いを解く方法/紀伊國屋書店
¥1,620
Amazon.co.jp

これは、前回だったか紹介した深澤さんの別の記事。作家の津村記久子さんと対談されている記事
“ダメ力”のみがき方
http://wol.nikkeibp.co.jp/article/column/20120918/134743/?n_cid=nbpwol_else
をまとめた書籍です。
ダメって言われたら読まないといけないでしょう。
しかし、読んでみると、ダメって言うより、ヘンに常識に囚われてる自分や他人からどう逃げるか、ということが書かれていてとても勉強になっちゃいました。
この中で、津村さんがおっしゃっている
「自分内シフト制」
http://wol.nikkeibp.co.jp/article/column/20121206/141262/?n_cid=nbpwol_else
はいい考えだなあと思いました。

私の中には、仕事が大好きな私と仕事なんてせずに家に引きこもってエロゲーをしていたい自分、やたらとインテリアにこだわって部屋を掃除したがる私などが同居していて、しょっちゅう意見がぶつかるんです。
仕事を担当している人は、交渉人という肩書で、自分大好きな野心家の上、短絡的で恥も外聞もないタイプです。しかし、経済力があるのはこの人だけです。アニメで言うと、Psycho-passのアカネちゃんとかデュラララの臨也さんみたいなやつです。
家に引きこもっている人は、ゲージュツの人で、没頭すると生産性が高いのですが、普段は酒を飲んでエロゲーをしていて、普通の社会生活では役に立ちません。NHKにようこその佐藤くんだと思えばいいです。
部屋を掃除したがる人は、秘書で、冷静。人情や常識をわきまえている他、ゲージュツ家や交渉人の暴走を止めたり、スケジュール管理から各人の体調管理までを担っています。
他に、技術者という人もいて、交渉人が持ってくる仕事をこなしているのは、実はこの人です。寡黙ですが、陽気に仕事をこなしてくれます。STEINS;GATEのダルみたいな奴です。
そして、クレーム処理係の園長先生がいます。この人は、過去のクレームを整理し、管理する人です。この人がいるおかげで、上記に挙げた人達が仕事を中断することなく、新しい仕事に没頭できるのです。
こんな感じで、いろんなタイプの人が同居しているので、今までは結構揉め事が起こっていたのですが、交渉人しか働いてない現状を考えると、この人に気持よく働いててもらわないといけないなと、今回の本を読んで気づいたのです。
ほんで、まあ、ゲージュツの私や技術者の私は、交渉人の私が内心あんまり好きじゃないし、いけ好かん奴やなあ、と思っていたわけですが、交渉人も、妙にマニアックなところあるし、みんなが好きそうな内職を探してくるし、結構良い奴やん!と考えを改めました。
そんな感じで、今回の本を元に、家庭内?の平和を考えた私でした。