リア充にもオタクにもなれない俺の青春~リア充は氏ね、そしてオタクも氏ねという過激な話(?)~

オタクって何だろう?(哲学) (37%)

 

kindle電子書籍を読むと、仮に引用したい文章があった場合に、それが何ページなのか分からなくて、どうしよう?となってしまう。

仮に今回は、最後に(37%)と付け加えてみたけれど、これでは、どこかの大学の哲学科の人の37%の人が「オタクって何だろう?」という深遠なテーマについて研究しているようではないか、と戸惑ってしまう。

このラノベの全体の37%を読み終わった段階で出てくるこの深遠な問いは、このラノベの主人公が発した言葉だ。

 

文脈によって、使う人間によって、まったく違う意味になってしまうなら、各々を自己正当化するための言葉遊びにしかならないじゃないか。(45%)

 

静岡で暮らしてきた主人公は、自分のことをオタクだと信じて東京へやって来る。けれども、東京の、オタクであることを前面に出して活動したり、作品そのものではなく作品が好きな自分自身が好きなオタク達を見ているうちに、自分がオタクであるという自意識が無くなってしまい、とある事件をきっかけにオタクをやめる。

その一方で、リア充の軽いノリにもついていけず、一応、リア充の集団に入ってカラオケに一緒に行ったりできる立場ではあるものの、誰も主人公のことを気に留めてはいない。マジうける。

そんな主人公が何故かリア充のウェーイさんことメグとオタクのイナゴさんことななこ氏とドキドキワクワクな学園生活を送ることになってしまうというそんなテンプレみたいな説明いらないですよね、すみません。マジうける。

 

オタクとかリア充とかそういう上っ面の肩書みたいなのはどうでも良いというか、逆に利用して友達助けちゃうんだからねっ!ほ、本当だってば(ネタバレ)とかそういう話ですかね?って何それ、ウケるー★

 

つーか、ウェーイさん、マジうけるとしか言ってなくね?とかそんな細かいことはどうでも良いでござるよ、ふひひw

ウェーイ氏マジうけるとしか言ってないのに、マジうけるだけで会話成り立つとか、会話スキル半端ないっすね★ふぁっ!?

そんなことは、ささいなことでさ、優しさってなんなんだろうな?とかマジうけるんですけど、マジで!?

 

と、まあ、そんな話です(私の解釈によると)。

あとがきによると、10年前のオタクと今のオタクは違うので、今のオタクを描いたとのことです。

なお、既に人生が楽しくて仕方ない皆様は、どうぞ渋谷や秋葉原にお帰りください。(98%)

とのことです。

私なんかはオタクを装っている人はオタクを装うなりの、リア充を装っている人はリア充を装うなりの事情があると思うんで、第三の勢力的なものをわざわざ作らなくても良いと思うのですけどね。めんどくさいから。

 

 

リア充にもオタクにもなれない俺の青春 (電撃文庫)

リア充にもオタクにもなれない俺の青春 (電撃文庫)